ロードバイクが好きになった中年の日記

中年になってロードバイクに目覚めた記録です。URLは愛嬌です。

春の筑波 3時間ソロ + おまけ

5月3日春の筑波3時間ソロに参加しました。このような状況の中で開催していただいたことにとても感謝です。

3時間ソロとしたのは、レース中の補給の練習のためです。2時間だと補給食なしでもなんとかなりますが、2時間30分でエネルギーを使い果たしてしまい、サイクリング未満になってしまいます。

補給の内容ですが、BCAAを溶かしたボトル2本(750mm@2本)、エナジージェル2.5個とWINZONEジェル2個を移したフラスクボトル1本(680kcal:180kcal@2.5、115kcal@2)です。前日夕食では、御飯を山盛り2杯、デザートに和菓子1個を摂り、当日朝の移動中に、ミニあんぱん(500kcal)、ランチパック(180kcal)を摂りました。

師匠から、Huntのホイールをお借りしました。重量はToken Konaxとほぼ同じですが、スポークがカーボン素材でよく回ります。また、横風の突風にも安定しています。

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ボトル2本とフラスクボトル(実はこの後まずいことに)

ウォーミングアップで15分ほど走り、すぐエナジージェル1個とWINZONEのタブレット6錠を摂りました。

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晴れ渡った筑波サーキットのピット

天気は5月らしく爽やかに晴れ渡りましたが、夏の大会と比べると風が強く、バックストレートでは強烈な向かい風でした。

いよいよスタートです。スタンディングスタートでゼッケン順に並びます。先頭はストレート前方、自分は最終コーナー手前近く。この時点で200m程離れていています。並んでいる周りの方々を見渡して、速そうな人、ソロでエントリーしてそうな人を見渡しますが、ボトルケージを見てリレーの方がほとんどの様子。スタート後猛ダッシュするか、スタートの混乱に巻き込まれたくないか、の二者択一になりますが、ビビり思考のスタートの混乱に巻き込まれたくないで始めました。似たような境遇の猛者の方々を見つけ、なんとなく一緒の集団ができ、徐々に速い集団についていこうとしました。が、追いつけるわけがなく、順位とかは気にせずに1周回待つことにしました。

先頭集団の後方に入り、あの強い六本木エクスプレスの方がいました。1時間までは爆風が吹き荒れていたこともあり安定したペースでふるい落としなどなく、40分間程ついていくことができました。やはり速い集団の中に入ると楽に速く走れます。とはいえ実力差はあるので千切れてしまいました。心拍を落とし足の回復に10分ほどかけていたら、また先頭集団に出会いましたので再び入りました。先頭集団に再び入れるのは小さなサーキットならではです。10分ほど経過し、ヘアピン立ち上がったところで落車が発生!少し離れていたのでパニックにならずに回避できましたが、集団が壊れてしまいました。自分の能力ギリギリで集団についていたので、先に行ってしまった集団に追いつくことはできません。間近で落車を見てしまったので動揺してしまい集中力が切れてしまいました。

2つ目の集団に入り、何とかペースを保ったりもしましたが、今度はフラスクボトルを落としてしまいました。背中のポケットにフラスクボトルを入れていましたが、奥まで入り切っておらず、また、路面からの振動でちょっとずつ出てしまっていました。本当に幸いなことに落車を招くことなかったです。が、後ろについていた方に申し訳なく・・・。

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右側のポケットにフラスクを入れてました。入口が伸びにくい素材で奥まで入れにくかったです。左側、真ん中の入口は伸びやすい素材なので、場所を変えていたら落とさなかったかも・・・。これもテストしておくべきでした。

落車を間近で見てしまい、また、落車を招きかねないことをしてしまったので、とても動揺してしまいました。1時間50分経過した頃にピットイン。少し水分補給するなど落ち着かせました。この後は、3時間で105km(平均35km/h)をなんとか達成し無事終えました。

ペースを落としたこともあって、補給はフラスクのジェル1/3、ボトルも半分程。補給の練習はできなかったですが、3時間であれば、小さいフラスクでも大丈夫かなという感覚ができました。

片付けを始めようとした時、主催者から自分のゼッケン番号と名前を呼ばれ、何かしたかなーと思ったら、"クラス1位です”と言われました。こんなグダグダな走りだったので理解できなかったのですが、3時間ソロにエントリーしたのが自分だけというオチ。生まれて初めて表彰台に上がり、1位インタビューされました。ここでも動揺してしまったので誰かに写真を撮ってもらうことは頭が回らなかったし、若き片山右京氏などをはじめ、歴々のレーサー・ライダーの方が上がったと思うと畏れ多く・・・。

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後にも先に貰えることはない1位の楯