地方都市で家族と生活しているため、車を持っています。自転車を始める前からステーションワゴンに乗ってました。1BOXカーの選択もありますが、荷物をたくさん積んで、楽に遠く速く、普段使いもできて等々の条件から、自ずとステーションワゴンになりました。
身の丈に合わない”お前ごときがなんでベンツ?”ですが、8年落ちの中古で価格はハイエンドロードバイクに届きません。また、車検は近所のガソリンスタンド、メンテナンスはできる限りDIY(ウォッシャー液/クーラント液の補充、ワイパー交換など)、エンジンやブレーキ周りでワーニングや故障したら修理する、タイヤはアジアンブランドと、本来の車格からしたら、とんでもない割り切った使い方をしました。中古とはいえ、期待通りに荷物を積み、楽に遠く速く移動できました。自分/妻の実家への帰省で片道450kmの移動も軽くなり、子供たちも実家についてから元気に遊んでました。カタログスペックでは、そこそこパワーがあり、高速道路では速い部類になります。数値に現れない、走る/停まる/曲がるといった基本的な性能はしっかりしていて、AT車にしてはシフトダウンの反応は早くエンジンブレーキがしっかり利きます。長い下りはマニュアル車のように運転出来ました。購入の決め手となったブレーキ性能で、ずっと変わらず心地よく安定してよく利きました。ちょっとした急ブレーキでもノーズダイブせず、ブレーキ性能の高さを感じさせました。サイズも大きくなく小さくなく、ハンドルもよく切れるので、少し狭い駐車場でもばっちり入れられました。この車にあうまで、車雑誌やHPで、これいいなー、あれすごいなーと思いをはせていましたが、燃費ともう少し荷物を積みたいということを除けば、他車はどうでもよくなるほど大満足でした。
そして、販売されて時間が経っていることもあって、DIY修理方法がググれることも良かったです。まだ修理しながら乗るという文化?があり、パワーウィンドウのスイッチが折れる、ドアの内側の取っ手が折れるといったことにも、車の型式と部品の対応表があり、部品はAmazon等で購入し、YoutubeやDIYで修理されている方のHPを参考にして修理できました。ブレーキランプ交換はお手の物です。インジェクターやプラグ劣化でエンジンの調子が悪くなった時も、ワーニングランプで知らせるだけでなく、異常な振動をわざとさせるらしく、ドイツ工業の魂を感じさせられました。と、時々故障もありましたが、少々メンテナンスしなくてもタフで、まさにドイツの肝っ玉母ちゃん。某高級外車販売社でビシッとメンテナンスしていれば、あと10年or10万kmは走れそうでした。
割と手をかけてきて、エンジン、ミッション、ブレーキは全く問題なく、車齢20年、あわよくばクラシックカー?を目指すことも考えましたが、車齢が17年を超えると税金が上がります。また、タイヤ/バッテリー交換、リアウィンドウのウォッシャーが故障、修理したところがそろそろ故障するかも?燃費よくはない、カーナビの地図は致命的に古い、安心して長距離移動するにはしっかりしたメンテナンスが必要で、その費用も2桁万円でも小さくなさそうでした。そうなると、やはりそろそろ新しい車が欲しいと思ったりしたこともあって、退役させることにしました。8年程の付き合いでしたが、無事故で過ごせました。
富士ヒルクライムのイベントで2回車中泊をしたり、自転車仲間と筑波などのレースでは、屋根に4台ロードバイクを載せた時は感慨深いものがありました。イベント会場までの道中で似たような車を見つけると、軽く手を上げたくなったり、お互い屋根の上のバイクをじろじろ見たり、道に迷いそうになったらついていったりということもありました。次の車もステーションワゴンなので、ロードバイクを屋根に載せたりしてサポートカーのように使います。もう少しメンテナンスしようと思いますが・・・。