ロードバイクが好きになった中年の日記

中年になってロードバイクに目覚めた記録です。URLは愛嬌です。

湘南ベルマーレ ヤビツヒルクライム教室(99%自分のメモです。)

何回もチャレンジしては返り討ちにあっているヤビツ峠で、湘南ベルマーレがヤビツヒルクライム教室を開催してくれました。1ヶ月後の6月12日の富士ヒルに向けて、プロの選手にボコボコにやられ、ここがダメだ、あそこがダメだ、デブだ、全部ダメだと言われるのを覚悟して(むしろ望んで?)参加しました。

前日は大雨だったのですが、奇跡的に回復してくれました。湘南ベルマーレ監督の宮澤崇史さん(チャリダーや日テレの24時間テレビのドラマSPの方)自らお出ましになるとは思っておらず、驚くやら緊張するやら、いい年したオッサンがドキマキしてしまいました。参加者の方々は、上級・中級・初級のグループに分かれますが、多くの方がご謙遜されて中級・初級グループにいかれました。タイムやトレーニングメニューを聞くと半端ない方々ばかり・・・。これはもう詐欺です(笑)。主催者側の判断で(というより当たり前なことなので)、上級グループに入ってこられました。とことん揉まれてアラフィフにもかかわらず泣いて帰ろうと思っていたので、最初から上級を希望しました。この心意気だけは褒めてください(笑)。

秦野市役所からスタートして、ヤビツ峠のスタート地点に向けて米谷選手についていきます。始めのうちだけ楽しく会話できると思ったので、天気がどうこうとか、宮澤さんは晴れ男という話を聞いて、富士ヒルや富士山周辺のイベントにはぜひお越しいただきたいことお伝えしたりと、和やかにおしゃべりしました。また、ヤビツの周りにどこか行く?とか、これまた気さくなお人柄の投げかけに、いつも悔しい思いをしているので・・・と野暮で無粋なことしか言えませんでした。豆腐のおいしそうな店や、ソバの風流なお店があるのは知っているのですが・・・。

一旦スタート地点のセブンイレブンまで下りて各自がタイムアタックします。その際に、フォーム、ペダリングなどなど改善点を見て欲しいことをお願いしました。この様子は後ろや真横から動画・写真を撮ってくれました。見ていただいたのは、2,3分ですが、左側が骨盤落ちている、下死点で脚が伸びきっている、サドルが高い、5mmぐらいサドル下げてみて、とその場でアドバイスいただきました。平地や緩斜面で違和感出てなかった?聞かれ、そういえばそうかもと、言われて気づくという、お惚けぶりでした。タイムアタックを終え、落ち着いてから高さを変えると、おお、これこれと思うポジションになりました。途中で宮澤さんと並走して、"心肺いいね、そのケイデンスでここまで登れるのはすごい”とお言葉をいただき、いつもだったらタレ始めるところが気合入りました。が、やはりタレてしまいましたが・・・。

ヤビツ峠を登り、一息ついて、下りの乗り方をレクチャーしていただきました。重心を下げた乗り方ということで、サドルにはのらずに両足を9時3時の位置にしてBBに体重をかける、カーブでは頭を傾けさせない、腕をなるべくまっすぐ(ハンドルを切って曲がらない)といったことがポイントだそうです。実践しながら下ります。速く安定して下れそうでした。米谷選手についていきますが、途中で怖くて離れてしまいます。決して米谷選手が調子に乗って下りられたのではなく、終始リラックスしてました。このあたりがプロの走りとつくづく思います。

そして、このイベントのために開放していただいた羽根林道に入ります。平均10%超の激坂が3km続きます。前日からの雨でダンシングするとタイヤがスリップします。10%以下の勾配になった時に、"楽”と感じてしまった私がいました。サドルを下げた効果があったかもしれません。疲れてしまって頭がいってしまったかもしれません。何とか登り切りました。少し下がったところできれいな風景がありました。ヤビツ峠の周りに様々な林道があるらしく、それぞれ絶景ポイントがあるらしいです。秦野市の魅力が伝わってきそうです。

唯一落ち着いた時でした。ここで宮澤さんのヨーロッパのお話を聞けました。

秦野市役所に戻ります。ここで、何と宮澤さん自らSFRのやり方を教えていただきました。SFRはアウターローで全身に筋肉をフルパワーでやるものと思っていましたが、そうではなく、股関節、腰、腹筋周りの様々な筋肉をねらったSFRでした。手足には力を入れず、むしろリラックスします。ケイデンスは50~55あたり、体重の2倍程度のパワーでやるとのことです。ダメなお手本と、良いお手本を実演してもらいました。ダメなお手本でも体をきれいに使っているのですが、上半身を前後にわずかに動かしています。上半身は動いてはいけないのです。よくよく考えると、太もも、ふくらはぎは、宮澤さん、米谷選手より太い(贅肉あり)です。でも、坂はグイグイ登るし、平地も間違いなく速い。バイクの乗り方が違うのだろうとなんとなく思っていましたが、股関節、腰、腹筋周りの様々な筋肉を使っているのでは?ということを思い始めました。

富士ヒルまで、1か月程なので、体重を落とし、SSTでカラダをいじめなければと思っていましたが、宮澤さんSFRをメニューに入れて、いじめるのはほどほどにしようと思い始めました(まずい?)。

宮澤さんからコーチを受け、ヨーロッパでレースされたお話を直接聞くことができ、米谷選手からも、丁寧なアドバイスだけでなく、気さくにいろいろとお話ししていただけました。こういう交流ができると、湘南ベルマーレ、米谷選手のファンになってしまいます。