ロードバイクが好きになった中年の日記

中年になってロードバイクに目覚めた記録です。URLは愛嬌です。

アツい・・・

外出に危険を感じる猛暑が続いています。ツールドフランスでも40度を超える気温で山を登ってました・・・。暑気順応やパフォーマンスのためにも走らないと思うものの、やはり走れないです・・・。ローラー台でも30分程度の短時間のメニューになります。

早朝スタートは1回だけ(同行者がいたから)できましたwww。ソロでも早朝スタートすべく目覚ましあわせるものの、未だDNSです。こんなことを繰り返したある日、早朝に涼しいところに車で移動して、場合によってはそのまま宿泊(車中泊、お手軽な宿etc)という手段もあったなとお昼頃に気づき、涼しそうな思いつくところを探し始めました。

山中湖周辺は3,4度低い!そして高地トレーニングを兼ねて、↓もいいなと。自由になるお金と時間がもっと欲しい・・・。スミマセン、ふざけてます。

Garmin540導入

4年近く使っていたGarminEdge530の画面がいってしまいました。とにかくGarmin Japanに問い合わせし、有償無償か現物見てからの判断、期間が2週間、と早速ご回答頂きました。機能は操作音からして生きている感じだったので、分解して画面交換したらいいんじゃない?とも思ったりしましたが、ほぼ全交換がポリシーらしいです。Garmin社は神対応が多いので、あわやとも思いましたが、有償交換だったので諦めることにしました。

サイコンなしでは自分の状態がわからなくなっている(ちょっとまずいのですが・・・)ので、今年4月にリリースされたGarmin540を購入しました。金銭感覚はズレにズレていますが、ケチなところはケチで、良くも悪くも”使い倒す”のがポリシーです。

新しい機器を買うと、設定やデータ移行の面倒さがよぎりましたが、意外にもデータ移行が簡単で、センサー類の接続情報をコピーしてくれたので、ペアリング等々で悩みませんでした。また、Coreとの接続に苦労すると覚悟していましたが、これまた意外に簡単で、あっさりできました。

Garmin540は良くなっていました。経過時間が1時間超えても、秒単位で表示されるようになりました。530の時は、1時間を超えるようなトレーニングメニューでは、セットのタイミングで分割してログをとったりしましたが、これが不要になりました。計測が1回の時と、2回に分けた時と、TSSの数値が微妙に違うということにも気にならなくなりました。秒にこだわるのは、あと何秒耐えればよいのかわかるからですwww。バッテリーの持ちもよくなった感があります。

新しい機能として、ヒルクライム区間に入った時に、スタート/ゴールを教えてくれます。ゴール時の音が恥ずかしいのと、クライム中は、パワー、心拍数、ケイデンスを見たいのに、残りの距離や勾配の画面が出てきて、ちょっと面倒にも思いました。ですが、初めてのコースを走るときは良いものです。ニセコクラシックの時にも役に立ちました。

そして謎な、スタミナ表示。何がベースなのか、どんなアルゴリズムなのか不明です。レースでペースが上がったり、アタックかかった時に、スタミナの数値を信じて対応できるかどうか全く自信ないです。またニセコクラシックでは、残り20kmあるのに、残りスタミナ7%、走行可能距離5kmといった表示になり、ショックを受けました。

ニセコクラシックのスタミナ(ガソリンタンク?)。途中、エネルギー補給したけど下がる一方。

位置情報の精度も上がっていました。GPSだけでなくGNSSも受信しているらしく、トンネル入った時などでGPSロストがなくなりました。ヒルクライムアプリもこれが大きいと思います。

新しいアプリケーションを使うために、ハードも買い換えるのかと思うと、うーんと思ったり、自分もUpdateする良いきっかけと思ったり。

燃え尽きた?オフが必要?

梅雨も後半となって、湿度気温ともに高く心身ともに厳しい日々が続きます。トレーニングを控えめにしながらも、暑気順応を目指したり、パフォーマンスを上げたいと思ったりします。

ニセコクラシックを終えた翌週は、ほぼ乗れませんでした。乗ったとしても、血液の巡りをよくする程度のリカバリー走程度です。翌週ライドのお誘いをいただいていたのですが、リカバリー具合がわからなかったので、ドタキャンの可能性ありました。まだレースの余韻もあって、下りのスピードにビビらなくなり、登りも頑張りましたwww。まだ、脳はバグっていました。ライドの終盤には、疲労が抜け体も動いたのでリカバリーできたと思ってしまいました。

次の週から、少しずつメニューを増やしていきましたが、やはり体が重く感じてました。気温が高くなってきて、熱中症のような症状でしたが、自覚していませんでした。やる気ないだけとかとも思ったりもしましたが、レース後などは休息が必要と身をもって感じました。

バイクのメニューは、SFR、高ケイデンスのみにしてボリュームを減らしています。そして、↓こんなことをしたり、

↓この方のトレーニング動画で思い出したようにカラダを動かしています。

ニセコクラシック-2023青春第一弾(番外編)

せっかくの北海道ですが、レース終るまでは楽しめる心境にはなれません。到着してすぐに空気のキレイさを感じます。肺が洗浄されたような気分になります。また、普通のお水が美味しいwww。

ホテルにキッチンがあるので、食材・食料・飲み物調達しました。北海道の名物コンビニ”セイコーマート”。総菜・お弁当をお店でつくるホットシェフがニセコひらふ店にあります。ジンギスカン、海鮮、スープカレーなどなど名物料理はいろいろありますが、わざわざ行かなくてもいいやみたいな気分になります。ご飯、豚肉、ジャガイモ、鮭などなど一つ一つの食材がとてつもなく美味しかったです。そして牛乳や乳製品。普通に置いてある牛乳は、コクと飲みやすさのバランスは最高でした。高橋牧場のヨーグルトも普通に美味しい。お酒もビールの銘柄も多く、ワイン、スピリットなどなど数多くそろえていました。北海道に移住したらセイコーマートのスーパーヘビーユーザーになりそうです。

セイコーマート美味し。海鮮系のお惣菜があったら、もうヤバいwww

日曜日の夜がお休みの飲食店が多いのは寂しかったです。セイコーマートに癒していただきましたが、リゾート地に日曜日の夜まで泊まる人少ないから仕方がないです・・・。

ホテルからの風景。空気が美味しい。夏はここでリモートワークしたいwww

新千歳空港までの帰路

きれいな景色を汚しておきますwww

新千歳空港周辺には、名代牛タン 赤兵衛 – 金剛園で牛タン豚タン(珍しい)はやられました。

北海道食材が豊富な千歳市で人気の回転寿司、北々亭千歳店はフラれてしまいましたが、地元の方からおすすめいただいたので次回こそ行きたいです。こういったことを来年に活かして、さらに楽しく頑張りたいです。





ニセコクラシック-2023青春第一弾(スタートからゴールまで。超長いです)

いよいよスタート。アクチュアルスタートまで、UpDown、急カーブ、道幅の変化がそこそこありました。そういった変化につれて集団のスピードが変化します。時々、ブレーキという声が飛んだり、ほとんど止まりかけるような場合もあります。落車の危険も感じながらついていきました。その間に位置はどんどん下がります。スタート後の猛者の方々のペースについて行けないし、変に迷惑をかけられない、安全を優先等々で無理に位置取りはしませんでした。

アクチュアルスタート。ペースが一気に上がりキツくなり、早々に千切れてしまいました。神仙沼の登りに備えて、WinZone1つ、アミノショット1つ摂ります。救いだったのは、割り切った方々と同様なペースでいけそうなパックになりました。ここでご一緒した方々とほぼゴールまで同行します。”どこから来た?”、”何回目?”、”ディスクブレーキどう”などなどとお互い自己紹介的に会話します。”チームの方はお酒好きですか?”と初めて聞かれました。Martinワインのデザインをモチーフにしたことに気づいていただけました。お酒も好きですがモータースポーツ好きなメンバーが多いので・・・と。そうすると仲良しです。ダウンヒルのかっ飛ばしぶりは惚れ惚れしてしまいました。序盤だし、ヒルクライムは苦手でボトルはたっぷり残っていて、ペースは上げられません。15km近い登り、30分毎にジェル摂ります。が、フレームにつけたジェルを1個落としてしまいました。予備を持っていたとはいえ、不安な要素になります。8時5分頃に神仙沼の関門(8時20分)を通過します。結構ギリギリでした。意外だったのは先頭集団との差が20分こえてませんでした。やはりペースコントロールしていたようです。

この後は20kmほどの長ーいダウンヒルです。当日は頂上に向かって吹き上げる風が強く、タイム稼ぎどころではあるものの、うっかりすると大事故になります。ハンドルを軽く握り、腰を浮かせBBに体重を乗せ、頭を下げます。スキーの滑降のような気分です。風切り音が激しくなります。CSCダウンヒルカーブで経験しなければ、危なかったかもしれません。

ようやく平坦区間に入ります。10人ぐらいのパックでしたが、強い向かい風なので30km/hも出ません。そうすると後方からさらに10人がパックに加わります。先頭交代のローテーションを呼びかけますがなかなかできません。先頭になった人がペースを上げてしまったり、交代の合図を出さなかったりします。ここでエネルギー使ってしまうと3段坂はボロボロになります。僭越ながら後ろから先頭交代のタイミングや、ペース上げすぎないよう呼び掛けたりしました。そうすると40km/h出るようになり、ローテーションができるようになりました。港町の折り返しの後、追い風になります。ですが、まだまだ先は長いので、ローテーションします。ところどころで登り区間がでます。そうすると、パックが少しずつ崩れていきます。三段坂始まる数kmでペースが緩みます。エネルギー補充し、青アミノショット摂ります。

三段坂の一段目。パックの中でもこの区間に備えていた方々が動き出します。自分も一緒に何とかついて行けました。新見補給所でOS1のボトルをもらいます。でかい2本のボトルがあるので、飲めるだけ飲み、かなり残してボトル捨てます。自前ででかいボトルが要らなかったとここで気づきます。登り終えた頃には、ガーミンの残りスタミナが1%移動距離が1kmとなります。この先10km近い下りがあるものの、ゴールまで25km残ってます・・・。

三段坂の二段目。きつくなってきます。パックの中でここに備えていた方がいて、攻め始めます。千切れ始めますが、何とか数十mをキープし、下りで追いつこうと考えていました。体だけでなく頭もエネルギー切れ感になり、上腕三頭筋のダメージが厳しくフルブレーキが難しくなってきました。ここまで一緒のパックにいましたが、とうとうお別れです。ジェルもなくなっていたし、ボトルのポカリスェット飲むしかありません。

三段坂の三段目。もうボロボロでした。地元の方々の応援が聞こえます。少し元気になりますが、いつものようなパワーは出せません。残り5kmになってもUpDownが続き、全く許してくれません。残り500mになって、ようやくゴールゲートが見えます。なぜか同じパックだった方と最後の根性比べをしてしまいました。最後刺されましたが、もう動けませんでした。

ゴール前の最後の坂です。フォームは悪くないですが・・・

結果は年代別で76人中57位。何とか5時間切りました。初めてのニセコクラシックで無事完走でき、パックでローテーション、補給、ペーシングなど、できたことは多く、目標は達成です。やっぱり欲が出てきます。体重もう少し減らしたかった、三段坂は二段目に備えるべきだった、重量にもっとこだわるべきだった、などなど思いがよぎります。こういった思いを秋のツールドおきなわや来年のニセコクラシックにつなげていきたいです。

ゴール直後の様子です。滅茶苦茶やられてます。

パックをご一緒した方々との一コマ。お名前お伺いせずすみませんでした。おきなわで再会できればと思います。

気を取り直して、Mavicカーの前でポーズ。サイクルキャリアがとても気になります。

 

ニセコクラシック-2023青春第一弾(レース当日前編。長いです)

6月18日、いよいよレース当日です。

4時起床です。北海道は朝が早く、外は明るくなってます。北海道らしく気温は低めでTシャツ1枚では寒く感じます。

羊蹄山。爽やかな天気。

早速朝食です。バナナ、シリアル、ヨーグルト(高橋牧場産)、食パン2枚、梅丹2ラン4粒、Winzone6粒、コーヒーと、しっかり摂ります。

朝食後、アップオイルを全身に塗りたくったり、着替えたり、天気予報をチェック(風向き(北北西、平坦区間の前半は向かい風、後半は追い風)、風速(5m~7m)、気温(15度~20度))したり、ボトルを用意したり等々であっという間に5時になります。

補給は、WinZoneゼリー:7つ、青アミノショット:3つ、赤アミノショット:1つ、黒梅丹ゼリー:1つと、多めにします。そのうち3つのWinZoneをフレームにメンディングテープで貼り付けます。ドリンクは、ポカリスエットポカリスエット+BCAAをそれぞれ1Lのボトルを用意します(実はこれ失敗の一つ)。

ウェアは、ワンピース、インナーメッシュ、とりあえずアーム/レッグガード(夏用)。

ホテルから5分でスタート集合地点です。移動しながらウォーミングアップとして、ひらふ坂(推定10%超)を2本登ります。ウォーミングアップとしては少ないですが、この後クライムが続くので止めます。5時過ぎではまだまだ集まってません。多くのレースでは、スタート位置は早い者勝ちですが、ニセコクラシックはスタートからアクチュアルスタートまでの距離が長いので、集合場所の並び順はあまり関係ありませんでした。5時30分ごろからぞろぞろ集まり始め、各チームがあいさつ回り始めています。チャリダーも収録開始です。4月にCanyonMeetingでご一緒したIさんにお声がけいただき、1人じゃないってホッとしましたwww。

振舞いパン/アミノショット2本。ありがたいです。

リラックスしているような緊張しているような・・・

さらに時間があったのでバイクウォッチ、参加者ウォッチ始めます。バイクは、数年前、ことあるイベントでは、あっちにもこっちにもエアロ最高のS社Vオーナーでしたが、ブランドも様々、エアロ/山岳も様々で、ツールドフランスなどで強い海外プロチームのブランドは多かったです。ブランドも栄枯盛衰激しいです。

ロードバイク業界の有名な方がたくさん間近にいます。気温の読みを確かめるべく、ウェアをどうしているかチェックです。アームガードはしていても、レッグガードしていない方が多く、レッグガードなしにしました。

6時過ぎからスタート地点に並びます。某56さんが、自由なTさんに向かって、”ちゃんと並べ、T”と叫びます。お二人ともこの業界では丼なので、笑うしかありません。で、再び周りの方々をチェック。ボトルが小さい・・・、1本?そこまで追い込める人しか参加できない?などとビビってましたが、これは初参加イベントなので仕方がない系のミスでした。

スタートだけでここまでなってしまいました・・・。スタート後はまた書きます。次でレースが終わる内容になるはず。

ニセコクラシック-2023青春第一弾(レース前日編。長いし写真少ないです)

2023年ニセコクラシック150km無事完走しました。主催者や地元の方々には改めて感謝申し上げます。また、今回は師匠が同行していただき、終始手厚いサポートをしていただきました。本当にありがとうございます。これまでも、これからも、よろしくお願いします。そして、急に出れなくなってしまったSさん、次回はおきなわ一緒に走りましょう。

6月16日(金)の朝便で羽田空港から新千歳空港へ移動し、師匠と合流後ニセコに向かいます。師匠は、その前日にフェリーで北海道入りされ、バイク2台、ホイール4組、メンテナンスツール、補給食、食料等々を運んでいただきました。ちょっとした実業団みたいです。

ホテルにチェックイン後、いろいろ荷物を部屋に持ち込み、午後一息ついてから、コースの下見をします。まずは、スタート地点~アクチュアルスタート地点~神仙沼を下ったところまで。北海道の道路は、カーブが大きくUpDownが長いです。また、厳しい自然のためか路面があれている個所が多い印象です。神仙沼の登りに入る区間からバイクで実走します。おおよそ距離15kmで600m登ります。勾配の変化、道幅などなど富士ヒルのような印象でした。

6月17日(土)、受付を早々にし、日の出関門~平坦区間~ゴールまでの下見をします。ダウンヒル区間は、師匠号で、師匠と一緒に足を休ませるポイント、下りのスピードの予想、路面のチェックをします。よしくに関門を過ぎてから、三段坂の手前まで実走します。実走開始早々、日本海からの厳しい向かい風にさらされます。結構な感じでパワーを出しても、30km/hに届きません。この区間は、パックの人数を増やして、ローテーションして・・・、などと考えていました。そして港町から順風区間に入ります。やはり追い風区間は楽に走れます。ですが、ここで調子に乗っていると、ところどころで、勾配が7,8%、時々10%になる細かい登り区間があり、やられる・・・という感覚になりました。一方で、だんだん楽しくなってきて、遊びの写真を撮り始めます。走っている姿をお見せできていないので、この後興味ぶかい示唆が得られました。

滅多にしないスプリントごっこ

Take2はご勘弁と・・・

三段坂に入るあたりから、師匠号でチェックです。1段目きついです。2段目えぐいです。3段目ゴールに近くになっても許してくれないのかと、徐々に嫌になるどころか、なんでエントリーしてしまったんだとも思うぐらい、打ちのめされました。2日間試走していくうちに、道もわかってきて、なんでここでわざわざ遠回りして、きつい坂を登らせるんだと、怒りのような感情にもなってきました・・・。

ホテルに戻り、夕食とりながら出走リストを改めてマジマジと見ます。チャリダーロードバイク男子部、ロッポンギ、バルバ、VELOCE、麒麟山などなど強豪チームが参加者そろえています。レベルの高さに頭がクラクラし、師匠にグチグチしながらも、日本全国の猛者の方々を間近に見れるんだという喜び?のような気持ちと、微妙なニュートラルなメンタル状態になりました。大昔、家族や周りにあおられて、大した成績や勉強もしていないのに、とんでもない大学の模試や受験をするような感覚です。その間、師匠は私のバイクを最後までメンテナンスしていただきました。