ロードバイクが好きになった中年の日記

中年になってロードバイクに目覚めた記録です。URLは愛嬌です。

ニセコクラシック-2023青春第一弾(スタートからゴールまで。超長いです)

いよいよスタート。アクチュアルスタートまで、UpDown、急カーブ、道幅の変化がそこそこありました。そういった変化につれて集団のスピードが変化します。時々、ブレーキという声が飛んだり、ほとんど止まりかけるような場合もあります。落車の危険も感じながらついていきました。その間に位置はどんどん下がります。スタート後の猛者の方々のペースについて行けないし、変に迷惑をかけられない、安全を優先等々で無理に位置取りはしませんでした。

アクチュアルスタート。ペースが一気に上がりキツくなり、早々に千切れてしまいました。神仙沼の登りに備えて、WinZone1つ、アミノショット1つ摂ります。救いだったのは、割り切った方々と同様なペースでいけそうなパックになりました。ここでご一緒した方々とほぼゴールまで同行します。”どこから来た?”、”何回目?”、”ディスクブレーキどう”などなどとお互い自己紹介的に会話します。”チームの方はお酒好きですか?”と初めて聞かれました。Martinワインのデザインをモチーフにしたことに気づいていただけました。お酒も好きですがモータースポーツ好きなメンバーが多いので・・・と。そうすると仲良しです。ダウンヒルのかっ飛ばしぶりは惚れ惚れしてしまいました。序盤だし、ヒルクライムは苦手でボトルはたっぷり残っていて、ペースは上げられません。15km近い登り、30分毎にジェル摂ります。が、フレームにつけたジェルを1個落としてしまいました。予備を持っていたとはいえ、不安な要素になります。8時5分頃に神仙沼の関門(8時20分)を通過します。結構ギリギリでした。意外だったのは先頭集団との差が20分こえてませんでした。やはりペースコントロールしていたようです。

この後は20kmほどの長ーいダウンヒルです。当日は頂上に向かって吹き上げる風が強く、タイム稼ぎどころではあるものの、うっかりすると大事故になります。ハンドルを軽く握り、腰を浮かせBBに体重を乗せ、頭を下げます。スキーの滑降のような気分です。風切り音が激しくなります。CSCダウンヒルカーブで経験しなければ、危なかったかもしれません。

ようやく平坦区間に入ります。10人ぐらいのパックでしたが、強い向かい風なので30km/hも出ません。そうすると後方からさらに10人がパックに加わります。先頭交代のローテーションを呼びかけますがなかなかできません。先頭になった人がペースを上げてしまったり、交代の合図を出さなかったりします。ここでエネルギー使ってしまうと3段坂はボロボロになります。僭越ながら後ろから先頭交代のタイミングや、ペース上げすぎないよう呼び掛けたりしました。そうすると40km/h出るようになり、ローテーションができるようになりました。港町の折り返しの後、追い風になります。ですが、まだまだ先は長いので、ローテーションします。ところどころで登り区間がでます。そうすると、パックが少しずつ崩れていきます。三段坂始まる数kmでペースが緩みます。エネルギー補充し、青アミノショット摂ります。

三段坂の一段目。パックの中でもこの区間に備えていた方々が動き出します。自分も一緒に何とかついて行けました。新見補給所でOS1のボトルをもらいます。でかい2本のボトルがあるので、飲めるだけ飲み、かなり残してボトル捨てます。自前ででかいボトルが要らなかったとここで気づきます。登り終えた頃には、ガーミンの残りスタミナが1%移動距離が1kmとなります。この先10km近い下りがあるものの、ゴールまで25km残ってます・・・。

三段坂の二段目。きつくなってきます。パックの中でここに備えていた方がいて、攻め始めます。千切れ始めますが、何とか数十mをキープし、下りで追いつこうと考えていました。体だけでなく頭もエネルギー切れ感になり、上腕三頭筋のダメージが厳しくフルブレーキが難しくなってきました。ここまで一緒のパックにいましたが、とうとうお別れです。ジェルもなくなっていたし、ボトルのポカリスェット飲むしかありません。

三段坂の三段目。もうボロボロでした。地元の方々の応援が聞こえます。少し元気になりますが、いつものようなパワーは出せません。残り5kmになってもUpDownが続き、全く許してくれません。残り500mになって、ようやくゴールゲートが見えます。なぜか同じパックだった方と最後の根性比べをしてしまいました。最後刺されましたが、もう動けませんでした。

ゴール前の最後の坂です。フォームは悪くないですが・・・

結果は年代別で76人中57位。何とか5時間切りました。初めてのニセコクラシックで無事完走でき、パックでローテーション、補給、ペーシングなど、できたことは多く、目標は達成です。やっぱり欲が出てきます。体重もう少し減らしたかった、三段坂は二段目に備えるべきだった、重量にもっとこだわるべきだった、などなど思いがよぎります。こういった思いを秋のツールドおきなわや来年のニセコクラシックにつなげていきたいです。

ゴール直後の様子です。滅茶苦茶やられてます。

パックをご一緒した方々との一コマ。お名前お伺いせずすみませんでした。おきなわで再会できればと思います。

気を取り直して、Mavicカーの前でポーズ。サイクルキャリアがとても気になります。